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環境ニュース[国内]

大成建設、AIによる建設現場のCO2排出量計測・集計システムの開発に着手

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.09.30 【情報源】企業/2021.09.09 発表

 大成建設株式会社は、AIを活用して建設現場で発生するCO2排出量を効率的に計測・集計するシステムの開発に着手した。2023年4月を目標に全ての建設現場に対し本システムの導入を進め、同社の環境目標である「持続可能な環境配慮型社会の実現」と、カーボンニュートラルの実現を目指す。
 建設会社において、CO2排出量の大部分を占める建設現場では、建設機械などから発生する排出量を効率的に把握することはCO2削減に向けた取り組みを行う上で重要な課題となっており、より実態に合わせた計測・集計システムの構築が望まれていた。これまでの排出量の計測・集計は、建設機械等の稼働状況を調査し、規定の燃費情報等により算出する方法が一般的となっていたが、データの集計などに時間を要し、煩雑な作業となりがちだった。
 そこで同社は、AIを活用して建設現場で発生するCO2排出量を計測・集計するシステムの開発に着手することとした。
 本システムは以下に示す情報を計測・集計することで、建設現場で発生するCO2排出量を効率的に把握することが期待される。
 [1]建設現場に設置したカメラとAIの画像認識機能を用いて建設機械の稼働状況から排出量を自動算出する「現場運用情報」
 [2]電気使用量や電子マニュフェストなどの外部の取引会社から提供されるデータである「外部システム情報」
 [3]燃料購入金額など支出・取引データを社内システムで管理する「社内システム情報」

 将来的には本システムの建設業界への展開を目指し、建設業界におけるカーボンニュートラルへ貢献していく。

【大成建設株式会社】

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