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環境ニュース[国内]

東レ、食品飲料・バイオ用途向け中空糸膜モジュール開発で製造プロセスにおけるCO2排出量の大幅削減に貢献

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2021.12.24 【情報源】企業/2021.11.24 発表

 東レ株式会は、このほど食品飲料製造やバイオ分野において、精製・濃縮工程に用いる高耐久性の中空糸限外ろ過膜モジュールを開発し、顧客へのサンプル提供を開始した。本モジュールにより、従来食品分野の濃縮に用いられている熱濃縮法と比較してCO2排出量で8割以上削減となる省エネルギー化が実現できる。本格的な量産化に向けた開発を加速し、今後幅広い用途に向けて展開を進めていく。
 今回、水処理向けに培ってきた高強度中空糸膜技術を活かし、新規に外圧式クロスフローろ過モジュールを開発した。外圧式モジュールは、食品分野で従来使用されている内圧式モジュールに比べて圧力損失が1/3で済み、従来の膜ではろ過の難しかった高濁度、高粘度の液体についてもろ過や濃縮が可能となる。これにより、従来食品分野の濃縮操作に用いられている熱濃縮法と比較した場合、CO2排出量で8割以上削減となる省エネルギー化が期待でき、カーボンニュートラルへの対応に貢献できる。
【東レ株式会社】

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