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環境ニュース[国内]

丸紅、豪州・インドネシア間のグリーン水素製造・輸送・利活用に関する実証事業を開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.02.17 【情報源】企業/2022.01.12 発表

 丸紅株式会社は、豪州・南オーストラリア州における安価な再エネ水素(グリーン水素)製造、水素吸蔵合金を使用したインドネシア共和国への輸送、および燃料電池を通じた水素の利活用に関する実証事業を開始。同実証事業は、環境省が公募した「令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二国間クレジット制度資金支援事業)水素製造・利活用第三国連携事業」として採択されたもの。
 豪州では、低炭素社会の実現に向け、再生可能電源由来の電力(再エネ電力)の導入が推進されているが、再エネ電力の拡大に伴い系統調整の必要性が増し、一部地域では利用されていない余剰再エネ電力が発生しており、今後対策が必要な状況となっている。
 このような状況を踏まえ、同実証事業では、南豪州において余剰再エネ電力を活用し、エナジーマネージメントシステム(EMS)を通じて水電解装置とバッテリーを最適に稼働させることで、安価で安定的なグリーン水素製造および系統調整機能の提供を目指す。また南豪州で製造したグリーン水素は、水素吸蔵合金タンクを使用して二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism :JCM)のパートナー国であるインドネシアへ輸送し、ジャカルタ近郊の工業団地内にて燃料電池を通じた熱電供給を行い、インドネシア政府の掲げる国家中期開発計画の重点事項の一つである環境対策、脱炭素化に対する貢献も目指す。
【丸紅株式会社】

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