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環境ニュース[国内]

日本郵船、インド・GAIL社とLNG船の定期傭船契約を締結

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.03.08 【情報源】企業/2021.12.24 発表

 日本郵船株式会社は、インド最大の天然ガス供給会社である GAIL (India) Limitedと液化天然ガス(LNG)運搬船1隻の複数年の定期傭船契約(以下「本契約」)を締結、12月20日に契約締結の式典をオンラインで開催。

 同契約に投入する「GRACE EMILIA」(グレース・エミリア)は燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」や余剰ボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載している。また、カーゴタンクは容量174,000立方メートルのメンブレン型で、優れた防熱性能をもつタンク方式を採用することで効率的で経済的な運航を実現。

 GAIL社はインド石油天然ガス省の管轄下にある、同国最大の天然ガス供給者およびパイプラインオペレーターで、GAIL社が供給する天然ガスは、インド国内の天然ガス総消費量の50%以上を占める。著しい経済成長に伴い、今後も天然ガス需要の継続的な増加が見込まれるインドにおけるキープレイヤーであるGAIL社とは、これまでも他のLNG関連事業等について協議してきており、日本郵船社のLNG輸送実績や真摯な対応が高く評価され、今回の締結に至った。

 今年開催されたCOP26において石炭火力発電の段階的削減が各国で合意されたことを受けて、アジアを中心に今後ますます化石燃料の中でもより環境負荷の低いLNGの需要が拡大することが見込まれる。日本郵船は今後もインドを重要戦略地域と位置付け、同国のエネルギー需要に応えるべく、LNGのみならず原油、LPG(液化石油ガス)、さらには今後インドでも注力される方針が示されている水素関連事業や再生エネルギー関連事業に貢献していく、としている。
【日本郵船株式会社】

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