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環境ニュース[海外]

イギリス、2021年環境法の新たな長期目標と自然回復強化の新たな政策を提案し、意見公募を開始

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2022.04.04 【情報源】イギリス/2022.03.16 発表

 イギリス政府は、2021年11月に成立した環境法の要となる長期目標の案を発表した。
 ・水路中の栄養素汚染や廃棄金属による汚染を低減することで(2037年までに処理済み廃水のリン負荷を80%低減等)、河川の健全性や水利用効率を改善
 ・人の健康に最も有害な微小粒子状物質(PM2.5)の暴露低減目標(暴露される人口を2040年までに2018年比35%低減等)により大気浄化
 ・法的拘束力のある目標を通じ、2030年までに生物種の減少を阻止、2042年までに種豊富度10%増
 このほか、2042年までに残留廃棄物半減、2050年までに森林面積3%増、2042年までに海洋保護区を大幅改善等が示されている。
 また、政府は環境法が重視する自然回復の強化に関してグリーンペーパー(政策提案書)を発表し、土地・種の保護の新たなシステム(最も脆弱な土地や種の保護に適した手法を確保するため、科学的判断に基づき決定)等を提案。同法の長期目標とグリーンペーパーの提案について意見公募を開始した(期間は8週間)。集まった意見は本年初夏に発表の予定。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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