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環境ニュース[海外]

カナダ政府、「温室効果ガス・オフセットクレジット制度」を開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.06.23 【情報源】カナダ/2022.06.08 発表

 カナダ政府は、2030年排出削減計画の主要措置である「温室効果ガス(GHG)オフセットクレジット制度」を開始した。これは、全国の自治体や森林経営者、農家、先住民族等に、GHG排出防止や大気中のGHG除去の画期的なプロジェクト実施を促す市場ベースの仕組みである。同制度では、参加登録者は政府のオフセット規約(GHG排出削減・除去量の測定方法を規定)に従いプロジェクトを実施。排出削減・除去量1トン毎に取引可能な1クレジットを獲得し、炭素汚染価格付け制度で排出が規制されている施設等に売却することができる。今回、同制度の第1弾として「埋立地メタン回収・破壊」規約を開始し、自治体や埋立事業者は埋立地ガスの回収・破壊またはエネルギーへの転用によりクレジットを獲得できる。カナダ政府は現在、林業・農業など4つの規約を作成中で、今後、炭素直接空気回収・貯留の規約も作成する予定である。同国ではすでに、アルバータ州など一部の州で独自の制度を導入しており、今回の政府の制度設計に寄与した。
【カナダ環境・気候変動省】

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