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環境ニュース[国内]

住友化学、分解性被覆肥料を開発

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2022.08.01 【情報源】企業/2022.05.24 発表

 住友化学は、持続可能な農業の実現に向けて、環境負荷低減に貢献する製品・技術の開発に取り組んでおり、このほど、土壌中において高い分解性を有する樹脂被膜で構成される被覆肥料の登録を取得したことを発表。

 被覆肥料は、肥料成分の表面を樹脂などで覆うことにより、土壌中における肥料成分の溶出量の調整を可能にした肥料。作物の生育において養分が必要となる時期に肥料成分が徐々に溶け出す性能を有しているため、効率的な成分供給を実現し、生産現場の施肥作業の省力化に貢献している。また、肥料成分の流亡や自然揮散により発生する環境負荷を低減することができる。

 住友化学は、農業を支えるさまざまな製品ラインアップ拡充に取り組んでおり、今回、土壌中において高い微生物分解性を有しながらも肥料成分の溶出調整を可能にする被覆肥料の登録を取得した。今後、水田や畑などの圃場で分解性や肥効性能など実用的な評価を重ね、製品として開発し、提供していくことを目指していく。

 住友化学は、これからも農業生産者のニーズに応じた新たなソリューションを提供することで、食糧の安定供給に貢献していく、としている。
【住友化学株式会社】

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