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環境ニュース[国内]

丸紅、豪州初となる石炭火力発電所由来のCO2の回収・輸送・貯留を一貫して行う実証事業へ参画

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2022.08.09 【情報源】企業/2022.06.08 発表

 丸紅株式会社ならびに電源開発株式会社(Jパワー)は、スイスの大手資源会社Glencore Plc(グレンコア)が豪州クイーンズランド州で進める「カーボン トランスポート アンド ストレージ カンパニー(CTSCo)およびCCSプロジェクト」にそれぞれ参画し、1,000万豪ドルを拠出することについて、グレンコアと合意した。

 本プロジェクトは、CO2の回収から貯留までの技術の検証を目的とした実証事業で、豪州クイーンズランド州ダーリングダウンズに所在するミルメラン石炭火力発電所から排出されるCO2を回収し、約100km離れたCO2貯留地に輸送、地下約2kmに貯留することを計画している。現在は実証事業の開始に必要となる許認可の取得手続きを行っており、2025年からの貯留開始を目指している。

 本プロジェクトの貯留地には、近隣の産業から排出されるCO2を貯留するのに十分な能力があることが見込まれており、将来的にはCCSのハブになることも期待されている。本プロジェクトを通じて、豪州のエネルギー安全保障やブルー水素製造などの新規産業の創出による経済発展・雇用創出に寄与する。
【丸紅株式会社】

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