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環境ニュース[国内]

鹿島、消失が危惧される地域固有の大型海藻類を再生・保全

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2022.08.16 【情報源】企業/2022.07.05 発表

 鹿島建設株式会社は、近年、全国の沿岸域で深刻な問題となっている藻場衰退の解決に向け、各地域に生育する固有の大型海藻類を、年間を通じて生産できる技術を開発した。本技術は、消失が危惧される藻場に生育する大型海藻類の母藻を予め採取し、当該母藻が放出する胞子のオスとメスを配偶体として少量の保存液に長期間保存、随時、浮遊状態にして大量培養できる技術となる。同社技術研究所の葉山水域環境実験場(神奈川県三浦郡葉山町)では、人工漁礁に大量培養した配偶体由来の海藻の幼芽を取り付けた現地試験で、海藻の順調な生長を確認した。
 同社は今後も、生物多様性ブルーカーボンに寄与する海洋生態保全に関する様々な研究・開発技術を通じて、社会活動におけるネイチャーポジティブと脱炭素社会の実現に貢献していく。
【鹿島建設株式会社】

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