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環境ニュース[国内]

東芝、純水素燃料電池システム「H2Rex(TM)」が長野トヨタ自動車本社にて稼働開始

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2022.09.05 【情報源】企業/2022.07.25 発表

 東芝エネルギーシステムズ株式会社は、清水建設株式会社から受注した純水素燃料電池システム「H2RexTM」(定格出力100kW)の納入が完了し、このたび、長野県長野市にある長野トヨタ自動車株式会社において運転を開始したことを発表。
 同社純水素燃料電池システム「H2RexTM」は、清水建設株式会社の建物付帯型水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC」内の燃料電池システムとして搭載され、長野トヨタ本社の建屋に電気を供給、長野県で初となる水素エネルギーをビルに利用するネット・ゼロ・エネルギー・ビルZEB)に貢献する。

 「H2Rex(TM)」は、燃料に水素を用いて発電し、電気と熱を供給する。発電時にCO2を排出せず、水だけを排出するクリーンな発電システム。既に卸売市場、コンビニエンスストア、温水プール施設、工場など様々な用途向けに、「H2RexTM」を納入している。
 今回、「Hydro Q-BiC」が屋外に設置され、冬季には気温が0℃未満となることも想定されることから、「H2RexTM」の一部設計を改良し、設置可能温度を-10℃、発電可能温度-7℃を実現して、従来製品よりも低い気温下でも使用することが可能となった。

 清水建設は、同社が建設を手掛ける建築物に対し、低炭素化技術に貢献する「Hydro Q-BiC」の導入を推進している。2019年7月に、「Hydro Q-BiC」実証機が福島県郡山市総合地方卸売市場に稼働して以来、2021年5月に同社北陸支店に「Hydro Q-BiC」第1号機が稼働しており、全ての「Hydro Q-BiC」へ同社製「H2RexTM」が搭載されている。
【東芝エネルギーシステムズ株式会社】

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