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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、拡大アフリカの角地域8ヶ国のクリーンエネルギー移行に関する報告書を公表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2022.10.25 【情報源】国際機関/2022.10.07 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、拡大アフリカの角地域の8ヶ国(ジブチ、ケニア、ソマリア、ウガンダ等)のクリーンエネルギー移行に関する報告書を公表した。
 これによると、8ヶ国のエネルギー消費は過去10年間に年3%増加したが、人口の半分は未だ電気を利用できず、6人に一人しか調理に近代的燃料を利用できない。同地域には世界で最も再生可能な発電システムがあり、電力の85%以上を再エネで賄っているが、膨大な太陽光・風力・地熱発電の潜在力が十分に活用されていない。また、ケニア、エチオピア、ウガンダ等でミニグリッドによる電化が進んだが、一部の国はコロナ危機以降進展がなく、ロシアのウクライナ侵攻による燃料価格高騰にも直面している。
 同地域のエネルギー安全保障・アクセスには、再エネ導入促進のほか、建物・調理・冷房・器具の効率改善等も有効と報告書は指摘。全ての人のエネルギーアクセス実現と経済開発支援に必要な海外投資を呼び込むため、投資環境の改善、利益を生む事業の供給経路の構築が必要だという。
国際エネルギー機関

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