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環境ニュース[海外]

第3回薬剤耐性に関する世界ハイレベル閣僚級会議、抗菌剤の使用に関する数値目標を含む閣僚宣言に合意して閉幕

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2022.12.13 【情報源】国連/2022.11.25 発表

2022年11月24〜25日、第3回薬剤耐性に関する世界ハイレベル閣僚級会議がオマーンで開催され、世界的な薬剤耐性(AMR)の問題に対処するための数値目標を盛り込んだマスカット閣僚宣言が合意された。2024年にはAMRに関する国連総会ハイレベル会合が予定されており、ここでの具体的な政治的コミットメントに向けた下地を整えることが本会議のテーマであった。閣僚宣言には、以下の3つのグローバル目標のほか、AMRに関する国家行動計画を実施することや、データの報告や管理の改善、民間部門の関与、根拠に基づく慣行の促進についても記された。

・アグリフードシステムで用いられる抗菌剤の総量を2030年までに現在の水準より30〜50%以上削減する
・ヒトの医療にとって極めて重要な抗菌剤をとっておき、医学的に重要な抗菌剤を動物の成長促進のために用いるのをやめる
・ヒト用の抗菌剤消費量全体のうち、価格的に手頃で安全かつAMRリスクが低い抗菌剤が占める割合を2030年までに60%以上にする
国連環境計画

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