一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

(仮称)島牧沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2022.12.06 【情報源】環境省/2022.12.05 発表

 環境省は、「(仮称)島牧沖洋上風力発電事業に係る計画段階環境配慮書」(コスモエコパワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。
 
 この事業は、北海道島牧郡島牧村において、最大で出力1,000,000kW(単機出力10,000〜20,000kW程度×最大100基(10,000kWの場合))の風力発電所を設置するもの。

環境大臣意見では
(1)想定区域の周辺には、住居等が存在していることから、稼働時における騒音や風車の影による生活環境への影響が懸念される。このため、風力発電設備の配置等の検討に当たっては、適切に調査、予測及び評価を行うこと。また、その結果を踏まえ、生活環境への影響を回避又は極力低減すること。
(2)想定区域の周辺には、種の保存法に基づき国内希少種に指定されているオジロワシ、オオワシ等の生息が確認されていることから、風専門家等からの助言を踏まえ、鳥類に対する適切な調査、予測及び評価を行うこと。
(3)想定区域及びその周辺は、「生物多様性の観点から重要度の高い海域」に選定されており、また、藻場が分布している可能性もあることから、本事業実施に伴う水の濁り等による海生生物への影響について、専門家等の助言を踏まえ、適切な調査、予測及び評価を行うこと。
(4)想定区域には、北海道立自然公園条例に基づき指定された狩場茂津多道立自然公園が位置しており、同自然公園内には、「弁慶岬」、「茂津多岬」等の主要な眺望点が存在していることから、眺望の特性、利用状況等を把握した上で、フォトモンタージュ等を作成し、垂直見込角、主要な眺望方向及び水平視野も考慮した客観的な予測及び評価を行うこと。
等を求めている。

【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース