一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EU加盟国、飲料水の質と水へのアクセス改善を目指す改正飲料水指令を国家法に反映

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2023.01.30 【情報源】EU/2023.01.12 発表

欧州委員会は、飲料水の質と水へのアクセス改善を目指す改正EU飲料水指令(2021年1月12日発効)が加盟国の国家法に反映され、EU全域で基準となりつつあると報じた。
改正指令は欧州グリーンディールの汚染ゼロ目標に従い、世界で最も厳しい飲料水基準の一つとなる。飲料水の水質を確保するため、安全基準を更新し、サプライチェーン全体で水質リスクの特定・管理の方法を導入、新興物質(マイクロプラスチック、内分泌かく乱物質等)の監視リストを作成するほか、飲料水と接触する製品の基準の導入、漏水問題対策も盛り込んでいる。また、全EU市民の安全な飲料水へのアクセス改善を目指す欧州市民イニシアティブ「Right2Water」に応え、加盟国に対し、全ての人(特に社会的に脆弱な人々)を対象とする飲料水へのアクセスの改善・維持を求めている。
今回の改正は、増大する水不足、干ばつ、新興物質による健康リスクなど新たな課題に対処するもの。加盟国は2023年1月12日までに改正指令を国家法に反映するよう求められていた。
【欧州委員会】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース