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環境ニュース[国内]

東洋紡、日本化学会 2022年度「第71回化学技術賞」を受賞、環境にやさしいアルミニウム系ポリエステル重合触媒により循環型社会の実現に貢献

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2023.02.09 【情報源】企業/2023.01.18 発表

東洋紡株式会社は、このほど、「アルミニウム系ポリエステル重合触媒の開発と工業化」に関し、国内最大の化学系学会である公益社団法人日本化学会より、2022年度の「第71回化学技術賞」を受賞した。この賞は、日本の化学工業の技術に関して特に顕著な業績のあった者を表彰するもの。
重金属を含まない「TOYOBO GS Catalyst(R)」を使用して製造したPET樹脂は、環境負荷の軽減に貢献することに加え、その優れた熱安定性により、溶融成形を繰り返しても樹脂の劣化が起こりにくく、リサイクルにも適している。

世界的に環境意識が高まる中、PETボトル用途を中心に回収〜再利用の産業的な仕組みがいち早く整備されていることなどを受け、PET樹脂のリサイクルの動きは、ボトルのみならず、今後、繊維やフィルム、成形品などの用途でも拡大することが見込まれる。このような背景のもと、同社の「TOYOBO GS Catalyst(R)」は、PET樹脂の熱安定性や品位を本質的に向上させ、リサイクルの促進に貢献する革新的な触媒としてグローバルに工業化を達成した点などが高く評価され、今回の受賞に至った。

この度の受賞を機に、「TOYOBO GS Catalyst(R)」の事業拡大に一層努めるとともに、循環型社会の実現に貢献するため、さらなる新技術の開発に取り組んでいく。
【東洋紡株式会社】

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