一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、洋上風力発電設備容量拡大を目指し地域開発計画案を策定
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2024.06.28 【情報源】ドイツ/2024.06.07 発表
ドイツ連邦海運水路庁(BSH)は洋上風力エネルギー拡大に向けた改正地域開発計画案を公表した。これは2037年までに洋上風力発電設備容量を最大60 GWに拡大すること、さらに2035年には法律で定められている目標値40GWを上回る50GWに拡大することを想定したもの。洋上風力発電設備の建設と運転に特に適しており、環境への重大な影響が予測されない地域は「加速地域」として洋上風力設備設置の承認要件が簡素化され、36GW分の設備の建設を可能とする。また、2045 年までに 70 GWの設備容量を実現する長期目標を達成するために、潜在的な地域も確認された。さらに、近隣諸国との洋上送電ネットワークを構築するための基礎を築くとしている。
ドイツ連邦海運水路庁は、計画案に関するパブリック・コンサルテーションを実施し、この結果に基づき、2024年末に最終案を公表する。
【ドイツ連邦経済気候保護省】