一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、2024年上半期も再生可能エネルギー電力生産量は増加
【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2024.08.02 【情報源】ドイツ/2024.07.17 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)は2024年上半期の再生可能エネルギー生産量を公表した。これは再生可能エネルギー統計作業部会(AGEE-Stat)が算出したもので、再生可能エネルギーによる発電量は前年同期比で 9% 増加した。
これは風力が強い天候が冬期に多く、さらに新しい設備の建設が進んだことによる風力発電の 10% 増加、太陽光発電部門の生産量も増え 13% 増加したことが背景にあり、総電力需要における再生可能エネルギーの割合は約 57% であった。
再生可能エネルギーによる熱生産量は前年同期比で 7% 減少したが、これは昨年の同時期と比較して気候が暖かく、全体の熱需要が減少したことが要因として挙げられている。
運輸部門における再生可能エネルギーの消費量は前年同期比で 3% 増加した。
バイオ燃料の消費量は前年と同じレベルであったものの再生可能エネルギーによる電力消費量が 16% 増加した。
これは、電気を動力源とする車両の増加が要因として挙げられている。
運輸部門で消費される再生可能エネルギー電力はドイツ全体の 3% を占め、このうち約 70% が鉄道輸送、30%が道路交通に消費されているとしている。
【ドイツ連邦環境庁】