一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ環境・気候変動省、先住民が独自管理する環境保護活動助成金を提供
【環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2024.10.16 【情報源】カナダ/2024.09.27 発表
カナダ環境・気候変動省は、先住民のファーストネーションズの領土内で行われる土地、水、野生生物の保護やよりよい雇用の創出をめざす 80件 の活動(新規18件、既存62件)に対し、最大 2,760万ドル を提供すると発表した。今回の投資は、先住民ガーディアン(管理者)のネットワーク「ファーストネーションズ・ナショナル・ガーディアンズ・ネットワーク(NGN)」が資金を独自に管理するという点で画期的だという。
NGNは全国規模の先住民主導の環境管理のネットワークとして世界初のもので、2022年に発足した。
カナダ政府は 2018年以降、9,160万ドル超を先住民(ファーストネーションズ、イヌイット、メティス)のガーディアンによる 240超 の取組に提供してきた。
政策決定と資金提供は先住民と共同で実施され、それぞれの先住民固有の視点、権利、責任、ニーズを尊重して行われる。
先住民主導の取組は、生態系の健全性、地域社会の福祉、経済の持続可能性を包括する全体的な環境保護のアプローチにつながるという。