一般財団法人環境イノベーション情報機構
イギリス気象庁、市民参加型植物採集データから厳寒時に開花する植物の増加と温暖化の関連を指摘
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2026.01.20 【情報源】イギリス/2026.01.02 発表
イギリス気象庁は、「新年植物採集」で収集されたデータに基づく研究結果を発表した。「新年植物採集」は、イギリス諸島植物学会(BSBI)が呼びかけイギリス全土で年末年始に展開される市民参加の自然観察活動で、厳寒のこの時期に野山で開花している植物を観察・記録・報告する。
2012年に少数の植物学者が始め、2017年から動員・データ収集・記録など体制が整った。
イギリス気象庁の研究者の解析は、温暖化と開花している植物数の相関を示す。
ある地点で11〜12月の平均気温が1℃上昇するごとに、新年の頃に開花している植物が2.5種増えるという。
2025年の植物採集では、310種の在来種が開花していた。
通常この時期に開花するのは10種とされ、これをはるかに上回る。
身近なデイジー、タンポポ、ノボロギクなどはリストの常連で、ペラペラヨメナやヒメオドリコソウなど非在来種も含めると、開花は総計646種に上る。
研究者は、気候変動の植物など自然環境への影響を目に見える形で示すものとして、影響の大きさを警告する。
【イギリス気象庁】