入門レベルの農業・環境スキームに多数の応募

　イギリス環境・食糧・地方事業省は、昨年11月、環境にやさしい農業を支援する「入門レベル」スキームの試験用地として４地域を選んだが、250件以上の農家から申請があったことを、6月18日に発表した。これは、政府の計画していた200件を大幅に上回る。
　入門レベルスキームでは、農家は、農地の環境特性を判断し、リストから選んだ環境活動を実践することを誓約する。リストには、野生生物にやさしい生け垣の管理、石の壁の維持、低肥料での草地の管理など、簡単で専門家のアドバイスもなく実施できる、様々な環境活動が列挙されている。
　ウィットニー大臣は、「農家は、健全な田園地域をつくり、維持することに大きな役割を担っている。補助スキームを申請しやすく、効果的にするほど、全ての人にとって利益が大きくなる」と述べ、今回の支援の重要性を強調した。【イギリス環境・食糧・地方事業省】