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環境ニュース[国内]

河川底質中のダイオキシン類分解無害化技術を公募

健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2004.07.20 【情報源】国土交通省/2004.07.20 発表

 国土交通省は河川底質中のダイオキシン類分解無害化処理マニュアルを作成することを決め、マニュアルの検討の基礎となるダイオキシン類分解無害化を平成16年8月31日まで募集することにした。
 国土交通省は14年に底質ダイオキシン類環境基準値が設定されたことを受け、15年6月に「河川湖沼等における底質ダイオキシン類対策マニュアル(案)」を策定し、同省が管理する河川湖沼環境基準値を超える底質ダイオキシン類汚染が確認された場合、このマニュアルに基づき対策を講ずるとの方針を示している。
 このため現在までにいくつかの河川で確認されている底質ダイオキシン類超過事例への対策が緊急の課題となっているが、現在、安全で経済的な処理技術は十分には確立されていないのが現状。
 今回作成されるマニュアルは応募された技術について実証実験を行い、手法を整理するとともに、その手法の効果、費用、課題について評価。学識経験者で構成する「底質ダイオキシン類対策技術検討委員会」で実用性を検討する。
 なお今回、応募できるのは応募技術の開発し事業を実施する上で必要な権利・能力を持つ個人か民間法人。
 分解無害化に要する費用は応募者側の負担とするが、実験に用いる試料の採取・運搬費用は事務局((財)河川環境管理財団)が負担。また、ダイオキシン類分解無害化後の濃度確認のための分析や、物質収支を明らかにするための試料分析は第3者機関に依頼することになっており、この分析費用も事務局の負担。
 実証実験の期間は16年11月末から12月末までの1か月間で、処理後のダイオキシン類の濃度は1グラムあたり150ピコグラムを目標としている。【国土交通省】

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