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環境ニュース[海外]

2003年連邦環境庁報告書が完成

環境行政 行政資料】 【掲載日】2004.08.02 【情報源】ドイツ/2004.07.14 発表

 7月14日、ドイツ連邦環境庁は「2003年連邦環境庁報告書」を発表した。これは、2003年に連邦環境庁が行った主な研究と事業の成果及び今後の展望をまとめたもの。発表に際し、トリッティン環境大臣とトローゲ環境庁長官は、連邦環境庁の取り組みで特に重要なのものは、新化学物質政策、廃棄物処理政策、再生可能エネルギー政策であり、これらは、環境問題や地球温暖化防止に貢献するだけでなく、経済発展や雇用促進にも効果を及ぼすと強調した。報告書の概要は以下のとおり。
●新化学物質政策
EUの新化学物質規則「REACH」は、現行法でカバーされていない既存の化学物質の問題にも対応する。さらに、評価及び許可された化学物質のみEU内で生産、輸出入が可能となる。
廃棄物処理
廃棄物処理政策において、2005年はキーポイントとなる。2005年6月以降、未処理の一般廃棄物の集積場への持込は禁じられる。さらに廃棄物貯蔵令の基準を満たしていない廃棄物集積場は原則、閉鎖される。廃棄物は、基本的に、機械的生物的処理や熱処理が行われた場合に、集積場に搬入される。
●エネルギー政策について
現在、国内の多くの発電所が改修の必要に迫られており、多額の投資が見込まれている。この機会を利用し、エネルギー供給を長期的に安定させ、永久的に環境に配慮したものにすることが必要。また、政府の再生可能エネルギー拡大政策は、これらの技術を促進し、競争能力を生み出す。
【ドイツ連邦環境省】

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