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環境ニュース[海外]

世界気象機関、2020年に気候変動の指標と影響は悪化と発表

環境行政 環境白書】 【掲載日】2021.05.12 【情報源】研究機関/2021.04.19 発表

 世界気象機関(WMO)は、年次報告書「世界気候の現状」2020年版を発表し、気候変動の指標と影響は悪化したと述べた。2020年は通常低温化するラニーニャ現象が発達したにもかかわらず、世界平均気温は工業化以前より約1.2℃高く、記録史上上位3位以内に入る高温の年となった。温室効果ガス濃度は2019年、2020年と上昇を続け、CO2の世界平均濃度は410ppmを超えた。2021年には414ppmを超えるとみられる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で一時的に排出が減少したが、大気中濃度に影響はなかった。海洋貯熱量は2019年に史上最高値を記録し、この傾向は2020年も続く。この10年間の海洋温暖化は、長期平均を上回るペースで進む。世界の平均海面水位は、2020年も上昇を続けた。北極の夏季の海氷の後退は観測史上最も早く開始し、北極海氷域の年最小値は史上2番目に低かった。高温と乾燥による長期広範囲の山林火災、豪雨による大洪水、大型熱帯低気圧の襲来が相次ぎ、COVID-19の世界的大流行とあいまって被害が重大化した。
世界気象機関

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