一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、ディーゼル排ガスの削減プロジェクトに対する助成金の申請受付を開始
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2023.08.21 【情報源】アメリカ/2023.08.02 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、ディーゼル排出削減法(DERA)助成プログラムのもと、ディーゼル排ガスを削減するためのプロジェクトに対する助成金の申請受付を開始した。2022〜2023年度の交付予定額は約1億1,500万ドルで、申請は2023年12月1日までとなっている。助成金は、バスやトラック、船舶エンジン、機関車をはじめとする旧式のディーゼル車やディーゼルエンジン、オフロードの作業車や機械等を、排出ガスの少ない新技術を取り入れて改良したり、排出ガスの少ないものに交換したりするなどの費用に充てられる。国の大気質基準を満たしていない地域からの申請が優先されるという。また、気候変動への適応が考慮され異常気象が起きた場合にも期待される成果が得られることや、助成後も排出削減の取組が継続されることが見込まれるプロジェクトなども優先される。
同プログラムの実績報告(2008〜2018年度)によれば、すでに7万3,700を超える車両やエンジンなどがクリーンな動力源に交換、改良されている。
【アメリカ環境保護庁】