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環境ニュース[国内]

栃木県鹿沼市、官民共同でバイオマス発電下水処理で発生するガス活用

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2015.01.28 【情報源】地方自治体/2014.10.01 発表

 鹿沼市は、下水処理の過程で発生する汚泥や食品ごみなどをエネルギーとして再利用するバイオマス生物資源)発電に、民間企業と共同で取り組む。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用した事業で、温室効果ガスやごみの削減などが目的。自治体が官民共同でバイオマス発電事業を進めるのは栃木県内では初めて。
 民間企業は、環境機器メーカーの月島機械(東京都中央区)と同社の子会社であるサンエコサーマル(鹿沼市)の2社。同市の公共下水処理施設、黒川終末処理場で発生するガス(バイオガス)を活用し、発電する。
 2015年6月をめどに関連設備を設置し、年間発電量は約90万kWhを見込む。これは一般家庭約250世帯分の年間使用電力量に相当する。16年以降は市内の市場や道の駅、給食センターから収集した食品ごみなども加え、発電量を約160万kWhまで増やす予定。事業期間は20年。
 市はバイオマスの受け入れや処理、ガス供給などを行い、月島機械など2社は発電設備の設置・運用や電力売却、バイオマスの収集運搬などを担当する。市側の初期投資はなく、発電用地やガスの提供により年間約500万円の収入(財源)が入る見通しという。環境部下水道施設課 TEL:0289-65-3594【栃木県鹿沼市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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