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環境ニュース[国内]

ドイツ 連邦議会・参議院が昆虫保護対策促進に向け昆虫保護法案等を承認

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.07.16 【情報源】/2021.06.25 発表

ドイツ連邦議会とドイツ連邦参議院は、昆虫保護を促進するため包括的な対策を定めた複数の法令案を承認した。連邦環境省が提出した昆虫保護法案では、昆虫保護を目的に貴重な重要なビオトープの保全や昆虫に有害な光害の削減に関する基準を定めている。連邦農業省が提出した農薬使用令改正案では、殺虫剤の大幅な削減、グリホサードの使用廃止を定めている。また、調整補償法改正案では貴重な自然保護地をさらに8000ヘクタール、ドイツ自然遺産として保護することを定めている。昆虫保護法案は、農薬使用令改正案とともに、規制と自主的な協定を組み合わせたものであり、昆虫保護行動計画に定められている必要な措置を拘束力のある方法で実施に導くものである。また、連邦政府並びに連邦州政府は、今年6月11日に農業に対する制限を補償することを目的に、農業構造と海岸保護のための協働課題(GAK)における昆虫保護のための特別枠組み計画への支援を現在の年間1億5000万ユーロからさらに6500万ユーロを増額することを決定している。この資金は特定の農薬の使用放棄を補償するために使用される。
【ドイツ連邦環境省】

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