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環境ニュース[国内]

ボン条約科学委員会、人獣共通感染症などに対処するための専門家作業グループの設置など取組強化に合意

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.07.29 【情報源】/2021.07.12 発表

 ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)は、2021年6月末〜7月初めに開催した科学委員会の会合で、移動性野生動物種への脅威に対する広範な取組に関し合意した。
 主な取組は次のとおりである。
 1)人獣共通感染症などに対処するため「移動性野生動物種と健康」に関する専門家作業グループの設置
 2)道路・鉄道・パイプラインなどの線状インフラからのリスクに対処するための作業グループの設置
 3)光害を防止・緩和するための現行ガイドライン(ウミガメ海鳥シギ・チドリ類対象)に渡り鳥とコウモリを追加
 4)気候変動の影響と移動性野生動物種の気候変動緩和への寄与に関する調査の継続。
 このほか、2023年の締約国会議(COP14)に向け、移動性野生動物種の保護状況と動向に関する初の報告書の作成を承認した。また、アジアチーター保護戦略の作成、海洋ごみ・残留性有機汚染物質の影響調査の実施、漁具被害に関する作業グループの設置を決定し、渡りルートの安全性の確保とシマアオジ保護行動計画作成のための国際協力を確認した。
ボン条約

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