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環境ニュース[国内]

国連環境計画など、環境に配慮した公正な都市づくりが気候変動や生物多様性の消失、汚染の問題を克服する鍵と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.12.06 【情報源】/2021.11.18 発表

 国連環境計画UNEP)と国連人間居住計画(国連ハビタット)は、報告書「地球環境概況(都市版):環境に配慮した公正な都市を目指して」を公表した。世界の都市は気候変動生物多様性の消失、汚染の問題を克服するための鍵であるとして、これからのあるべき都市像について論じている。報告書は、都市化は環境変化の主因のひとつであると指摘し、気候変動に強く持続可能で公正な、温室効果ガス(GHG)排出実質ゼロの循環型都市を実現すべく早急な取組が必要だと訴える。何十年間も環境や社会への影響を左右する可能性があるインフラは、都市を変革するうえでの重要な要素であり、透明性を欠いたトップダウン方式の意思決定や予算編成、及び社会的不平等と大量のGHG排出を永続化させる従来型の都市計画手法などに課題があると指摘する。この他、これまで蚊帳の外に置かれていた人々を意思決定や計画策定の過程に取り込むことや、途上国の都市への気候変動の緩和や適応のための支援を増やすことなど、都市の変革に必要なことを示している。
国連環境計画

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