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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁、米国イノベーション・製造法に基づくハイドロフルオロカーボンの削減が進行と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.05.11 【情報源】/2022.04.19 発表

 アメリカ環境保護庁EPA)は、2020年12月制定の米国イノベーション・製造法(AIM法)に基づくハイドロフルオロカーボン(HFC)削減策の進行状況を報告した。段階的削減の具体化として2021年10月にHFC排出枠割当・取引制度を制定、2022年1月から生産・輸入には排出枠割当が必須となった。2024年に削減取組は、ベースライン比40%の削減を目指す次の段階に進む。冷蔵冷凍、空調、エアゾール、泡剤等製品への使用を制限する法案も制定途上で、2022年後半に意見公募に付される。重大な問題であるHFCの不法輸入に対しては、2022年1月以降、省庁間タスクフォースの取組が続く。3月現在、CO2換算53万トンの不法輸入を阻止したという。
 AIM法は、HFCの生産・消費を2036年までに85%削減することを目指す。これにより2022〜2050年の総排出量は、CO2換算で46億トン減少する。政府は今後も代替品・代替技術への移行やHFCのリサイクルを奨励・支援し、生産・消費の削減を図る。
【アメリカ環境保護庁

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