一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、学校や保育施設の飲料水の鉛汚染対策に2,600万ドル助成
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2024.09.09 【情報源】/2024.08.22 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、子どもを学校や保育施設の飲料水中の鉛への暴露から守るため 2,600万ドル を拠出すると発表した。助成金は 55 の州・準州とコロンビア特別区に対して提供され、政府が掲げる鉛配管と鉛含有塗料に関する行動計画の推進への寄与が期待されるという。
鉛は子どもの発達に深刻な影響を与え、成人に対しても心疾患やがんを引き起こすおそれがある。
2019年 以降、学校や保育施設の飲料水中の鉛の検査と発生源除去には 1億5,000万ドル 超の助成が行われている。
今回の助成プログラムでは以下の 3つのT(3Ts)の実施を通じた鉛の削減が求められている。
・トレーニング(Training)
・検査(Testing)
・対策(Taking Action)
飲料水中の鉛への対策には、超党派インフラ法から総額 150億ドル が投じられる。
EPAでは今回の助成のほか、十分なサービスを受けていない地域社会における飲料水中の鉛削減の取組である「鉛除去(GLO)イニシアティブ」も実施中であり、地域社会が鉛製給水管の特定と撤去を行うのに必要な技術支援を提供している。
【アメリカ環境保護庁】