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環境ニュース[国内]

カナダ政府、健全な環境に対する国民の権利を認める環境保護法の改正に向け前進

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2021.04.28 【情報源】/2021.04.13 発表

 カナダ政府は、同国の環境保護法(CEPA)を強化し、健全な環境に対する国民の権利を認める法案を提出した。CEPAの大幅な改正は1999年の更新から初めてで、有害化学物質や汚染物質の関連リスクに関する過去数十年の科学の発展を踏まえ、国民の健康と環境の保護強化を図るという。以下がその主な改正点である。
・国民一人ひとりが健全な環境の権利を有することを認め、厳しい環境・健康基準を継続的に支援。
・1つの物質が他の物質と結び付いた場合の累積的影響に基づく実生活での曝露を評価、有害物質への高い感受性や潜在的曝露によりリスクの高い人々の保護を改善。
・極めてリスクの高い有害物質の使用と放出の禁止を優先する新たな体制を実施。
・曝露の増加等によりリスクとなり得る物質の監視リストを設け、有害性の少ない化学物質への移行を支援。
・物質の評価・管理、モニタリング、情報収集等の総合計画を示す新たな「化学物質管理優先計画」を作成。
・食品医薬品法(FDA)を改正し、新薬の環境リスク評価・管理の規制枠組をFDAの下で策定。
【カナダ環境・気候変動省】

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