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環境ニュース[国内]

国際エネルギー機関、クリーンエネルギー投資の増加にもかかわらず世界は不均衡で持続不可能な経済復興の途上にあると報告

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2021.11.16 【情報源】/2021.10.28 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、各国の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行からの復興策を、2020年6月発表の「持続可能な復興計画」に照らして評価する報告書「持続可能な復興トラッカー」(Sustainable Recovery Tracker)の最新版を公表した。
 IEAの同計画は、経済復興とパリ協定の目標達成に向け、2021〜2023年にクリーンエネルギーに年間1兆ドルの追加投資を行うよう推奨している。報告書によると、2021年10月末時点における各国の復興支出(総額16.9兆ドル)のうちクリーンエネルギー投資は3%で7月末時点(2%)より増加したが、世界のCO2排出は増加傾向で2021年は史上第2位の増加率となる見込み。また、地域差が大きく、先進国は持続可能な復興に向かっているが、新興国と途上国のクリーンエネルギー投資は推奨レベルの僅か2割だという。IEAのビロル事務局長は、世界はこうした国々に対して大規模なクリーンエネルギー投資を動員する大胆な施策を早急に示す必要があると指摘している。
国際エネルギー機関

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