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環境ニュース[国内]

イギリス環境・食糧・農村地域省、世界をリードする環境法が成立と発表

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2021.11.25 【情報源】/2021.11.10 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、同国が議長国を務める国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の開催中に、国内の大気質・水質改善、自然生息地再生、生物多様性向上、廃棄物削減、リサイクル拡大等を図る環境法が成立したと発表した。法的拘束力のある新たな環境目標の設定により変革を推進し、政府や公的機関の環境義務を監督する独立機関として「環境保護局」(OEP)を新設する。以下が環境法に盛り込まれた具体的内容である。
 ・自然環境:2030年までに生物種の減少を阻止する目標、新たな開発において生物多様性を10%以上増加させる「生物多様性ネットゲイン」、「自然回復ネットワーク」の構築に向けた「地域自然回復戦略」、違法な森林伐採と多雨林保護の対策強化等
 ・廃棄物リサイクル:飲料容器のデポジット制、包装材等の拡大生産者責任、一貫したリサイクル回収等
 ・大気質・水質:人間の健康に最も有害な大気中PM2.5濃度の目標、雨天時の越流水による河川への悪影響を水道会社が漸次削減する義務等
 ・その他:国内政策立案における環境原則等
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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