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環境ニュース[国内]

経済協力開発機構、2030年のSDGs達成に向けたOECD諸国の進捗の遅れを報告

環境行政 環境基準】 【掲載日】2022.05.19 【情報源】/2022.04.27 発表

 経済協力開発機構(OECD)は、持続可能な開発目標(SDGs)・ターゲットの2030年達成に向けたOECD諸国の進捗状況に関する報告書を公表し、実績が測定できるターゲットのうち達成した、又は達成に近いものは4分の1に過ぎないと報告した。
 具体的に、OECD諸国は極度の貧困を撲滅したが、特に女性や若年層、移民は大きな課題を抱えている。深刻な飢餓の撲滅はほとんどのOECD諸国で達成に近いが、2030年までに社会的排除の完全防止や栄養不良の軽減を達成できる国はほとんど無い。環境面では、エネルギー集約度や水の使用など多くの面で進捗したものの、資源・汚染強度の高い生産の海外移転も行われている。GHG総排出量もほとんど減少しておらず、陸・海域の生物多様性への脅威も高まっている。政府開発援助も目標の半分以下である。一方、すべての人々への基本的な設備(上下水、エネルギー等)へのアクセス提供や妊産婦・乳幼児の死亡率低下等は実現した。OECD諸国によるコロナ危機からの復興政策はSDGs達成の進捗を速める機会だという。
経済協力開発機構

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