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環境Q&A

燐青銅の燐は赤燐ですか、黄燐(白燐)ですか? 

登録日: 2009年02月11日 最終回答日:2009年02月18日 環境行政 環境基準

No.31234 2009-02-11 12:46:49 ZWlb130 shi

皆様
お世話様です。

一部の顧客の環境物質管理基準には 赤燐と黄燐は禁止物質です。
金属材料の燐青銅合金(C5191R、C5210R)の成分には、燐(0.03-0.35%)を含有しています。この燐は赤燐ですか、黄燐ですか?どなたこれをよく知っていますか?教えていただけませんか?

以上、宜しくお願いします。


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No.31333 【A-16】

最後に

2009-02-18 20:23:29 todoroki (ZWl7727

なるほど、shiさんは、
工場が中国の広州にある、日本の電子部品会社の社員だったのですね。
私たちも、中国RoHSなどの対応では、shiさんと同じような苦労をしました。
わからないことがあったら、このサイトに投稿してみてください。
また中国の有害物質などの環境法規に関しては、
こちらが教えていただくこともあると思います。
その時はよろしくお願いします。

No.31328 【A-15】

Re:燐青銅の燐は赤燐ですか、黄燐(白燐)ですか?

2009-02-18 09:55:19 shi (ZWlb130

todorokiさん、皆さん

本当にどうも有り難うございました。
私の会社は日本の会社です、工場は中国の広州にいます。
製品は電子部品です。

宜しくお願い致します。

No.31316 【A-14】

リン青銅の燐は赤燐か黄燐か? をまとめますと(2)

2009-02-17 21:07:08 todoroki (ZWl7727

B 以上@,Aから、「○×○電機さん」が「リン青銅中のリン」を環境物質管理基準で
 指定していない以上、shiさんとshiさんの会社が悩む必要はないと思います。

心配であれば、A−8で神奈中ISOさんが述べられたように、
○×○電機さんに確認されたほうがいいかもしれません。
もし「リン青銅中のリンも該当します」と言われたら、
またこのサイトで「該当しますって言われちゃいました〜」と質問してください。
逆に○×○電機さんに「リン青銅中のリンの規制は、科学的にも法的にも根拠がなく、
コストアップするだけだから見直した方がいいですよ」と提言すれば、
喜ばれるかもしれませんよ。

最後に蛇足ながら、間違ってたらごめんなさい。
shiさんは、韓国,中国,台湾 等の電子部品会社の方ではないですか?
shiさんの悩み方が、当社の、上記三カ国の環境法規担当者の悩み方と
よく似ているものですから。
だったらどうなの?じゃなければどうなの? というわけではないのですが・・・。

No.31315 【A-13】

リン青銅の燐は赤燐か黄燐か? をまとめますと(1)

2009-02-17 20:41:52 todoroki (ZWl7727

他の回答者の皆さんの誘導により、
無事解決に向かって良かったです。
A−1の回答に対するshiさんの返信も訂正していただけたので、
まとめさせていただきます。

shiさんの顧客である「○×○電機さん」の環境物質管理基準では、
赤リンと黄リンは禁止物質ですが、
その中にリン青銅合金(C5191R、C5210R etc)中のリンは、
含まれないと判断できます。
〈 理 由 〉
@ A−10でおせんさんが述べられたように、Cu(銅)−P(リン)の
 二元系平衡状態図を見ると、P0.03-0.35%は常温常圧で固溶限ギリギリです。
 固溶限とは「砂糖が水に溶けるように均一に溶けた状態でいられなくなる限界」のことです。
 固溶限を過ぎるとPは、Cu3Pという化合物を作ってCu中に存在します。
 Cuに固溶したPも、もちろんCu3Pという化合物も、
 赤リン,黄リンとは関係ありません。
A 日本の自動車業界,自動車部品業界では、欧州や中国などの法規にのっとり、
 鉛,Cr6+,水銀,カドミウム,臭素系難燃剤等の使用を、具体的かつ厳しく
 規制しています。
 資料例→http://j-net21.smrj.go.jp/well/rohs/column/081010.html
 たとえば鉛は、「アルミ合金中への鉛」「銅合金中の鉛」など、
 細かく添加量と期限が決められています。(いつまでOK、逆にいつからNGというように)
 当社も他の会社の方々も、それに従って製品の環境管理基準を決め、
 製品,部品を製造していますが、リンには使用規制自体ありません。
 電子部品業界(JEMA,JEITA)の規制等も調べられる範囲で調べてみましたが、
 該当するものはありません。
(長くなるので続きます)

No.31309 【A-12】

Re:燐青銅の燐は赤燐ですか、黄燐(白燐)ですか?

2009-02-17 13:42:28 池田 (ZWl809

お世話になります。
ほとんど回答は出ているので補足と対応方法について書きます。
実際に含有禁止物質に「黄燐マッチ」と書かれているのをみたことがありますが、回答は「弊社の製品に黄燐マッチは含有していません」となります。
安衛法の製造禁止物質として黄燐マッチがありますが、これは作業者の安全を考えてのことだと思います。
赤燐、黄燐、白燐などを検索してみましたが、不純物の種類や量により色調や性質が変化したもので褐色度が高いものは不純物が多いようですので 白燐が純度が高いことになりますね。
また、政府関連のNITEのデータベースで検索すると安衛法の製造禁止物質の黄燐はCASが12185-10-3になっており 7723-10-0は対象外になっていました。
今回の質問は燐青銅についてですが、合金中の燐元素は結晶に組み込まれるか化合物として粒界介在物になっていると考えられますので、赤燐、黄燐として含有しているとは言えないと思います。
生命体に有用な燐元素は人間の体内にも存在しますが黄燐が含有しているとは言いませんね。
最終的には調査依頼元の意図を確認する必要があります。
説明がうまくないですが、参考になれば幸いです。

No.31299 【A-11】

回答ではなく、助け舟(?)ですが

2009-02-17 00:08:54 ronpapa (ZWlba5

A-4.の〔お礼・補足〕欄で、
shiさん> 社名を削除したいですが、どうやって削除できるか、分かりません。
と、反省を含めて困っておられるようですから…。

●EICネット事務局のサイト管理者宛てにメールを送ってみて下さい。
メールの投函方法は、このQ&Aの一覧表示画面の状態の時に、左下に小さい文字で【ご意見・ご要望フォーム】という表示がありますので、クリックして下さい。事務局宛てメール書式が現れますから、貴方の要望事項(A-1.のお礼欄の削除とその理由など)を書き込んで連絡してみて下さい。うまくいったら修正してもらえるかもしれません。

○私も試した事はありませんから(メール投函の経験は何度かありますが)、ネット管理者といえども細かい修正作業は出来ないかもしれません。場合によっては、todorokiさんからの最初の回答も含めたA-1.全体の削除となってしまうかもしれません。そのような事態に備えて、todorokiさんからのA-1.回答文面を手元にコピー保存しておいて、後からご自身で【この質問に回答する】作業をされてもいいと思います。最初のA-1.回答文面の貼り付け作業とその理由などを書き込まれると、後から貴方のスレッドを閲覧される方々への気遣いになると思います。
成功を祈ります。

回答に対するお礼・補足

ronpapaさん言った通りにメールを送ってみました。どうも有り難うございます。

No.31297 【A-10】

Re:燐青銅の燐は赤燐ですか、黄燐(白燐)ですか?

2009-02-16 22:47:30 おせんち (ZWlb24a

>すでに、回答が出そろっています。お尋ねの内容から、あまり詳しく回答しても、役に立たないような気もしますが。燐青銅合金は、砂糖と塩を混ぜた様な混合物合金ではありません。したがって、黄燐、赤燐は、合金の中に存在しません。 燐青銅中の燐は、固溶しているものと、Cu3P化合物となっているものとがあります。固溶は、原子状の燐が合金中に溶け込んでいる状態です。原子状の燐は、黄燐、赤燐のどちらにも分類できません。Cu3P化合物は、まったく黄燐、赤燐とは、異なった物質です。(燐青銅合金の状態図が手に入れば確認してみたください。)
 したがって、燐青銅合金中には、禁止物質の赤燐、黄燐が含まれていると言えませんので、それをもって禁止することは出来ないでしょう。しかし、含まれていなくても、原料としてそれらを使ったか否かで禁止する場合は、該当する可能性があります。 

回答に対するお礼・補足

ご回答どうも有り難うございます。

No.31276 【A-9】

Re:燐青銅の燐は赤燐ですか、黄燐(白燐)ですか?

2009-02-14 23:05:14 火鼠 (ZWl8329

>私も、良くわかりませんが。設問かなり〜。基本的なこと聞いてるような気がします。硫黄で言えば、単斜硫黄とゴム状硫黄はどう違う?とか?鉱物の区分と、元素の区分はちがうのですが?リン青銅は、化合物なので、鉱物種の赤燐だ〜黄燐だ〜は、ないとおもいますが??

No.31265 【A-8】

Re:燐青銅の燐は赤燐ですか、黄燐(白燐)ですか?

2009-02-14 09:58:13 神奈中ISO (ZWla5f

専門家ではありませんが、同じような顧客対応を業務としている者です

私も顧客に問合せするのが、問題解決の早道だと思います

聞き方として「黄燐」「赤燐」を使用禁止とする根拠(法規制等)を確認すると良いと思います

以前私が大手メーカーに問い合わせた時は、「黄燐」に関して、使用禁止とする根拠は、
労働安全衛生法に該当する「黄燐(マッチ)」との事でした

〔追加〕
※規制の根拠により判断可能では?
 規制される物質(製品名?)(同素体名?)で判断でき、
 MSDSで表示されているPは。Pでしかないと思います

※もし、労働安全衛生法の規制である黄燐が、問題となるレベルで含有する場合、
間違いなくMSDSに記載されると思います
(労安法の前に毒劇法かな)

以上、参考になれば幸いです

No.31261 【A-6】

Re:燐青銅の燐は赤燐ですか、黄燐(白燐)ですか?

2009-02-13 22:56:33 matsu (ZWl743

>
>一部の顧客の環境物質管理基準には 赤燐と黄燐は禁止物質です。
>
低分子量シロキサンや赤燐などの基板材料への添加を管理する際に、間違って環境負荷物質リストに入れる人がいます。
黄燐ならともかく、赤燐を環境対応の意味で禁止していること自体が他者を混乱させる不適切な行為なので、あなたがリストの発行元への問い合わせをせずにまともに相手をしていることが間違いです。
追伸:
http://www.mitsumi.co.jp/Eco/pdf/ae-01-0001-09_jpn.pdf
を見せていただきました。
難燃剤限定や制限用途のものを一般化したり、アゾ染料・顔料と分解物のアミン類の区別がついていないなど、ずいぶんお粗末なものですね。
「赤リン(Red Phosphorus)(注6:得意先限定要求)全ての用途 1,000ppm
註6:得意先限定要求の為、対象部品については必ず部品図面や納入仕様書にて禁止を明確に指定する」
と言う行為が、根拠をしめさない不当な取引要求になっていて、独禁法の問題が出ていないかどうか、役所や業界団体に聴いて見られたらいかがですか?(赤燐の基板材料添加の禁止が、文言上りん元素の含有禁止に化けてます)
それ以外に、JGPSSIのJIGや、JAMPツールでの回答をすると取引先に宣言する手もありますが。
この会社の基準は無視して、きちんと管理された環境管理システムに基づいて対応されたほうが良いですよ。

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