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環境Q&A

劇物を保管している薬品庫の施錠について 

登録日: 2010年12月12日 最終回答日:2010年12月13日 健康・化学物質 有害物質/PRTR

No.36192 2010-12-12 21:20:48 ZWl6b1d クンチャン

某研究機関に勤務しています。複数の実験室があり、各部屋に劇物が保管されています。部屋の中に複数の劇物保管庫がある部屋もあります。多数の研究員が多種の劇物を使用するため、常時施錠はしていません。帰宅時と昼休みだけ施錠しています。
できれば、使用のつど施錠しようと考えています。カードや指紋認証によるキャビネットも販売されていますが、当面通常の薬品庫の使用を考えています。
薬品庫の鍵の管理について、使用者が使用する薬品庫のかぎ(複数)を勤務中は身につけておき、そのつど施錠し、帰宅時に管理室の金庫に保管するという方法も考えています。ここの登録者で、常時施錠のため何かよい方策をとられている方、あるいはよい方法ほ考えておられる方がいれば、教えてください。

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No.36195 【A-1】

Re:劇物を保管している薬品庫の施錠について

2010-12-13 22:14:46 津久葉山禄 (ZWldb10

「クンチャン」さんへ。
今はやりのセキュリティー対策でどこも実施しながらも運用面での対応に苦慮していると思います。セキュリティーを考えれば、使用上の不都合があり、かといって使用上の利便性を取れば、セキュリテイーが形骸化するという二律背反があります。
私も自分の経験上、利益を追求する企業にとって、セキュリティーを必要以上に追求するあまりその経済上の不利益が多大に発生するということで苦慮した経験があります。
一つ一つを考えれば、1回あたりの逸失時間は短いでしょうが、多数の人間が多数回に渡ってその逸失時間を重ねれば、相当の経済上の損失があります。たとえば、時給\3,000程度(実際はもっと高価でしょうが)の研究者が、1日一人2回、5人の研究者が毎回20秒程度の逸失時間を金額にすると月に\5,000、年間\60,000かかります。ましてや、もっと多数の人間がかかわれば、そして鍵を忘れたりなどがあれば、もっとかかります。かといって、よくあるように鍵がどこにあるか誰もが知っている状況では、金をかけてセキュリティ対策を行っている意味もどの程度あるのか考えざるをえない状況です。
私は、ダイアル錠の採用をおすすめしたいと考えます。関係者のみが解錠の番号を共有する事にしておけば、セキュリティー対策はとれますし、鍵を忘れたので取りに行くという無駄がなくなり、かつ、他の研究者が必要ならば近くにいる研究者がその場で開けてあげることもできます。また、番号は皆が覚えやすい番号を採用する。番号の変更も適宜行うなどを実施すれば、運用上、セキュリティ上の対応も可能です。覚えやすい番号は、採用年月日、関係部局の番号、階、室の番号などなどを組み合わせて関係者は分かりやすいが、関係者以外が分かりにくいものを採用する方法などなどがあります。



回答に対するお礼・補足

どうもありがとうございました。津久葉山禄様の回答内容も参考にし、みんなで話し合ってみます。

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