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環境Q&A

水道水の油分について 

登録日: 2017年12月11日 最終回答日:2017年12月14日 水・土壌環境 水質汚濁

No.40927 2017-12-11 17:25:49 ZWlf83a inin

自動車事故によるオイル流出事故や、農作業機械のオイル、道路工事機械のオイルなどが水源となる河川へ流れ込むことは考えられると思います。また、天然の鉱物油など含まれているかもしれません。しかしながら、水道水の検査項目には油分の項目が無い様です。水道水の油分の検査の必要は無いのでしょうか。ご教授お願いいたします。

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No.40928 【A-1】

Re:水道水の油分について

2017-12-12 12:45:33 まるに (ZWl992c

>自動車事故によるオイル流出事故や、農作業機械のオイル、道路工事機械のオイルなどが水源となる河川へ流れ込むことは考えられると思います。また、天然の鉱物油など含まれているかもしれません。しかしながら、水道水の検査項目には油分の項目が無い様です。水道水の油分の検査の必要は無いのでしょうか。ご教授お願いいたします。

河川や湖沼、海域に排出される水には水質汚濁防止法が適用されます。
下水に排出される水には下水道法が適用されます。
水道に排出される(供給される)水には水道法が適用されるのではないでしょうか。
よって、水道法でどのような規制(基準)が定められているのかで、検査する項目も決まると考えます。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。
そうです、水道法の水質基準項目の中に油分の項目が無いみたいなので気になったのです。

No.40929 【A-2】

Re:水道水の油分について

2017-12-14 00:11:36 たそがれ (ZWla61d

油分の基準がないといっても事故等による明らかな流入があれば取水停止等の制限がかかります。油臭、油膜などの存在は問題外と言えます。
では、なかなか気づきにくい微量なものはどうやって見つけるのかという疑問が残ると思います。
海域の環境基準に目を向けると油分(n-ヘキサン抽出物質)が「検出されないこと」とありますが、実際0.5 mg/L未満は測定できない方法です。濃度としては低いように見えますが、水道水源となる河川においてわずかでも検出された場合、水量からすると大変な油の量になるのです。要はこのような分析方法は使えないということになります。
一方、水道の基準には全有機炭素、味、臭気がありますのでこのような検査で総合的に規制することになります。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。たしかに、水と油は混ざらないので油膜ができると思いますし、油が入っていれば味や臭いに変化が出てくると思います。

No.40930 【A-3】

Re:水道水の油分について

2017-12-14 08:31:54 まるに (ZWl992c

>水道法の水質基準項目の中に油分の項目が無いみたいなので気になったのです。

規制には、数値規制のほか、処理(浄化)の方法であったり、機器の種類だったりといろいろあると思います。
例えば、油分を除去する機能を有する方法を採用することを定めていれば、特にノルヘキの数値規制は必要としないのではないかと思うのですが・・・。
中途半端ですみません。私のコメントはここまでです。

回答に対するお礼・補足

そうですね、濾過ではおそらく何層にもなった濾材を通って水が落ちていくイメージなので、油などは通らないんじゃないか(いや通ってしまうかも?)とも思います。必要ないとの判断なんでしょうかね。

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