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環境Q&A

下水処理場において最終沈殿池へ次亜塩素酸ナトリウムを投入すると弊害を及ぼしますか 

登録日: 2020年09月16日 最終回答日:2020年09月23日 水・土壌環境 水質汚濁

No.41693 2020-09-16 09:59:10 ZWlfd3f 研修生A

(施設概要)
水処理方式:循環式硝化脱窒素法+仕上池(ラグーン)+塩素混和池
処理規模:約10,000m3/日(2系列)
(研究内容)
施設老朽化と性能改善のため、仕上池(ラグーン)+塩素混和池の改修工事を予定しています。
その際に緊急・事故時の対応措置として、仕上池の一部を改修して事故池(常設の仮設沈砂池)を追加設置を提案して研究実験します。
仕上池(ラグーン)+塩素混和池の機能が失われるため、最終沈殿池へ次亜塩素酸ナトリウムを投入することを考えました。
NaClOの添加は最終沈殿池は始め水処理・汚泥処理の性能・機能に対して弊害がありますでしょうか。
設置方法や添加量など、注意すべきことはありますでしょうか。

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No.41694 【A-1】

Re:下水処理場において最終沈殿池へ次亜塩素酸ナトリウムを投入すると弊害を及ぼしますか

2020-09-23 15:44:08 papa (ZWlbd18

>(施設概要)
>水処理方式:循環式硝化脱窒素法+仕上池(ラグーン)+塩素混和池
>処理規模:約10,000m3/日(2系列)

循環脱窒素なら最終沈殿池への添加は硝化細菌のダメージが大きいのでやめておいたほうがいいと思います
大腸菌群数が塩素注入前で定常的に基準以下なら無理して塩素注入する必要はないでしょう

どうしても塩素注入が必要なら沈殿池越流トラフや流出水路に三塩素化イソシアヌル酸系の固形錠剤を投入することができます。潮解性もなく比較的溶けにくい製品を使えば水中でも使用できます
小規模で覆蓋の無い処理場では越流トラフの防藻対策で三塩素化イソシアヌル酸系の固形錠剤を置いている処理場もあります。
合併浄化槽用で比較的大径の錠剤も市販されています
(例)https://db.nissanchem.co.jp/pdf_db/E_ol.pdf
日産化学(ハイライトクリーン)、四国化成(ポンシロール)、日本曹達(メルサン)など

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