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環境Q&A

(フォーラム)男女を問わない「環境に配慮した家事」への協力のすすめ 

登録日: 2004年04月07日 最終回答日:2004年04月10日 環境一般 市民活動

No.5563 2004-04-07 19:18:51 JPCCN関西 化情技セ

JPCCN関西 化学情報技術センターの井田です。

男女共同参画の時代にあって、家事(洗濯、台所仕事、掃除、買い物など)はもう女性だけの仕事ではなくなりました。
これからは男性も家事のことに関心を持ち、環境と健康に配慮した家事のあり方をともに考える時代といえるでしょう。

家事に伴う環境負荷の問題の関心の中心は、女性が中心であり、今日でもこの傾向にあるようです。JPCCNの活動においても然りです。

一方、環境に関わる仕事に携わる男性の関心の中心は、家庭内とは大きく異なった世界である仕事現場でのことである場合が多いのが現状であり、その世界のことにのみ注視すれば、しばしば実生活での現実に即さないことを考えたりすることがあるものです。例えば、下水処理場で仕事をする方の多くは、合成洗剤の環境や健康に与える影響に関する関心が信じられないほど低く、合成界面活性剤を使うことに抵抗意識を感じなかったり、しばしば不適切な情報による誤解や偏見を招いている現状があります。

家事を行っている女性の市民活動家は、やはり毎日使うこともあり、洗剤問題に関する意識も高く、環境負荷の少ない石けんを効果的に使う方法を実践するなど、正しく的を得ている場合が多いものです。
家事には、仕事などの上での理屈だけではわかり得ないものがあります。

これからは、男性も実際に家事をして、例えば実際の石けんの優れた機能性や合成洗剤の問題点を実感し、そこに化学的考え方というスパイスを効かせて考え、エコライフに生かす。

これが家庭を発生源とする有害化学物質などによる環境負荷を減らす(あるいはなくしてゆく)活動としてきわめて重要な意味を持つのではないでしょうか。

これまでの男性の家事の無関心は、家事を行う女性の悩みの原因になるだけではなく、身近な地域の環境汚染に拍車を掛ける要因となっていたともいえるでしょう。

発言者の私も男性であり、当然このような家事を毎日行っておりますが、実際に身をもって体験してこそ、環境問題に真剣な女性の考え方が理解できるものだと感じる毎日です。

男性の環境に配慮した家事への協力に関するご意見をお待ちいたしております。
(男性、女性とも、ご意見をお願いいたします。)

(参考ホームページ)
石けんの正しい使い方
http://www.jpccn.org/jpccn-cit/soap.html

JPCCNホームページ
http://www.jpccn.org/

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No.5594 【A-2】

Re:(フォーラム)男女を問わない「環境に配慮した家事」への協力のすすめ

2004-04-10 23:44:19 noutarin

あなたの情報は正しいものだと思いますがあなたの表現方法がこの掲示板の環境には厳しいものと思います。

掲示板は顔もしらない人間同士が自由に意見の交換ができるすばらしい場所ですのでモラルが大切な場所と思います。

No.5565 【A-1】

(フォーラム)男女を問わない「環境に配慮した家事」への協力のすすめ(コメント2)

2004-04-07 22:47:15 JPCCN関西 化情技セ

JPCCN関西 化学情報技術センターの井田です。

1000文字に達しましたので、前のコメントで書ききれなかった実話をここで紹介しましょう。

これまでJPCCNでは、公益活動の一環として、身近なところからできる環境保全に関心のある主婦らで構成される市民グループなどと密にコミュニケーションをとってきておりますが、その際によく聞かれる一言があります。

男性のみなさんはどのような一言だと思いますか?

「(私ががんばっても、)うちの夫や息子はなかなか(全く)協力してくれないんですよ。」
「私が何のために何をしているのか、うちの夫はわかってくれないんですよ。」などと。

これは、私が学習会や会合などの際に、実際に聞いた話です。

アクティブに環境活動をされる女性の方にとっては、男性の無関心は、これほどまでにストレスになっていたということを、男性のみなさんは理解すべきでしょう。

下水道のことなどで、よく女性の市民活動家が問題提起する合成洗剤の問題が理解できないという男性の方は、ぜひ、おもに主婦で構成される市民活動グループの話の輪に加わって討論されることをおすすめいたします。

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