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環境Q&A

節約はエコなんでしょうか? 

登録日: 2008年09月30日 最終回答日:2008年10月06日 地球環境 その他(地球環境)

No.29722 2008-09-30 04:05:29 ZWlbb3 エコ?

30代男性です。この質問がこのサイトの主旨に合うかわかりませんが。
最近中部大の武田先生のサイトに行き当たり、環境問題に興味がでてきました。私としてはかなり変な理論もありますが武田理論に7割程度賛同の身です。

ここで質問ですが、日本人の一般庶民の節約はエネルギー削減に寄与しているのかそうでないのか。エネルギー使用量やCO2排出利量は所得にほぼ比例するのか。
エネルギーの消費カロリーベース又はCO2排出量ベースで皆様のご意見をお聞きしたいです。

私は、確かに限られた収入の中から財やサービスを消費し、余った分もレジャー等で消費してしまいます。結局、エネルギーの消費先を替えるだけで、総使用量の収支は同じではないのかということです。節約というのは意義があることですが、ケチケチ行動=エコ活動、無駄遣いは反エコという最近の押し付けがましい図式に少し疑問があります。
例えば一般家庭の節電で、昼間ピーク時は多少環境負荷を和らげるため理解できますが、そこまでするかっていう事例を多々聞きます(食料問題以外)
エコ替え等本末転倒なことがまかり通る世の中、ヒステリックな社会になりそうで怖いです。

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No.29805 【A-11】

Re:節約はエコなんでしょうか?

2008-10-06 20:33:34 おせんち (ZWlb24a

>現在の環境問題は、科学的データに基づいて論議される以上に思想・信条・イデオロギーが先走り、その視点からやり取りされているようになってしまいました。将来の地球環境を憂え始めると科学的な研究データによって答えを導き出すまで待っていられないような焦りに支配されて、冷静さを失ってしまいます。思想やイデオロギーは、対立があるからこそ存在しうるので、本来データに語らせるような事象・事柄に入り込む余地がないはずなのですが。
 まだ、研究によって厳密に証明されていないような現象に対して、思想・イデオロギーをぶつけ合って対立しいる段階では、取りあえず、説得力のある方を受け入れざるをいません。いずれ研究が進んでどちらが正しかったのか、あるいはそのどちらでもなかったのかが明らかになります。

>「ここで質問ですが、日本人の一般庶民の節約はエネルギー削減に寄与しているのかそうでないのか。エネルギー使用量やCO2排出利量は所得にほぼ比例するのか。」
 この命題を考えるとき、対立した思想やイデオロギーを基に論議しあって、相互の思想を調整しながら両者の間で結論を導き出したとしても、何だか安心できるような気がしません。
 しかし、CO2排出「利」量と所得は、正比例するのか反比例するのかと言われると、まさか反比例するとは思えませんし、それでは正比例する方に分があるのかと言われても、そこに因果関係があるのかどうかのデータの存在は、残念ながら知りません。
 複雑極まりない現象を研究する学問が発達していますので、それらの研究者が現実の社会現象に興味を示して解析を進めてくれると、徐々に分かってくるように思っています。
 当面は、持論をぶつけ合いながら時を稼ぎましょう。ただし、持論が破綻したときに「私は、安全サイドで考えていたのだ。」とは言わないことです。安全を求めすぎるために、どれだけ余分なエネルギー消費、CO2発生をしているか知れませんから。
 データを基に迫ってくる武田理論には、気に入らないと言うだけでなく、データで反論する必要があります。自分の理論・信念に対する反対意見は、自分のそれらを強化してくれるものだ、とありがたく拝聴したいものです。私自身は、少々の問題点も含めてその理論を気に入っています。

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