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第5話
| 2009.10.22
No.169

第5回 小笠原諸島の世界自然遺産登録を目指して

 小笠原諸島の世界自然遺産登録に向けて、先月(9月)末、日本政府は世界遺産委員会事務局に推薦書(暫定版)を提出しました。
 テレビやマスコミ等でも世界遺産がよく紹介されていますが、そもそも「世界遺産」とは何なのでしょうか。


第4話
| 2009.06.26
No.165

第4回 神宿る戸隠のよもやま話

 戸隠は、長野県と新潟県の県境に位置し、上信越高原国立公園に指定されています。
 日本海に近く、日本海型気候の影響を受けて多雪地に生育するブナが見られるほか、太平洋側の気候の影響も受けるため、照葉樹林帯に生育する植物も見られます。また、標高が高いために、オオヤマザクラなどの北方系の植物も生育しています。
 独特の気候条件のもとで、多種多様な植物が豊富に生育しており、「トガクシショウマ」や「トガクシナズナ」など、「戸隠」の名前がついた植物も数多くあります。


第3話
| 2009.04.22
No.162

第3回 立山の雪

 中部山岳国立公園は長野、新潟、富山、岐阜の4県にまたがり、槍ヶ岳、穂高岳、白馬岳、立山、剱岳など3,000m級の高峰が連なる日本屈指の山岳国立公園です。
 そのうち立山自然保護官事務所の管轄している富山県内には、立山連峰や黒部峡谷、後立山連峰などが連なっています。
 中でも、薬師岳、立山、剱岳などが連なる立山連峰は、海抜0mの富山湾から一気に標高3,000mの稜線まで立ち上がり、大陸から吹き付ける偏西風を大きな屏風のように受け止めています。
 今回は、立山三山と呼ばれている別山、雄山、浄土山と、それに囲まれるように位置する室堂平周辺の特異な環境と雪にまつわる話をお届けします。


第2話
| 2009.04.09
No.161

第2回 「南アルプスのふもとから ──新しい自然保護官事務所に着任して」

 2008年10月1日、南アルプス自然保護官事務所が開設されました。これで、全国29箇所の国立公園のすべてに専任の自然保護官が配属されたことになります。
 これまで、南アルプスの自然保護関連事務は、他地区の自然保護官が兼任してきました。つまり南アルプス地域には自然保護官事務所がないという状況が続いていたわけですが、南アルプスの地元自治体で構成される「南アルプス世界遺産登録推進協議会」の強い働きかけと関係各位の力強い協力を得て、専任自然保護官の配置と自然保護官事務所の開設に至ったのです。


第1話
| 2009.03.06
No.159

第1回 「洞爺湖サミットのこぼれ話」

 昨年(2008年)7月、国立公園洞爺湖を眼下に見下ろすザ・ウィンザーホテルを会場に、世界の首脳が一堂に会し、地球規模の環境問題を主要議題とするG8北海道洞爺湖サミットが開催されました。
 環境省北海道地方環境事務所では支笏洞爺国立公園の保全管理をはじめとした環境保全に取り組んでいます。サミット開催前年の07年5月、洞爺湖温泉街に全国でも最大規模の国立公園情報発信施設「洞爺湖ビジターセンター」を整備したこともあって、国内外の注目が集まるこのサミット開催を好機として、「国立公園」を切り口に幅広い環境分野の取組みに関する広報事業を展開することとしました。
 サミットに関連したいくつかの取組みを紹介させていただきます。