北海道環境事務所では、“サミットが開かれる洞爺湖”に訪れる国内外の数多くの来訪者に対して、国立公園の自然環境保全のほか、幅広く地球温暖化や生物多様性、3R等の環境問題についてわかりやすく紹介するための環境学習展示施設「エコ・ギャラリー」(ケナフ生地で再利用可能な大型仮設テント)を、サミット開催期間を含む6月1日から8月31日までの3ヶ月間、洞爺湖ビジターセンター敷地内に設置しました。
エコ・ギャラリーの展示物は、「環境について考え、学び、行動するきっかけに」してもらうことをねらいとして、見た目に楽しく、子どもにも理解できるようにと、再利用可能な段ボール素材の立体的展示物を基本に構成してみました。
オープンまでの正味3ヶ月間はそれこそ目の回るような作業スケジュールの中、幅広い分野の展示内容検討、資料収集、編集など、事務所一丸となって寝不足で製作作業に携わりました。また、テントや展示物以外でも、使用電力は太陽光発電のものを使用したり、小型雪冷房施設の実証展示をしたり、北海道産の植物を使った壁面緑化の展示をしたり、仮設トイレにおが屑処理のバイオトイレを導入したりと、あちらこちらに環境配慮を取り入れました。オープン中の3ヶ月間は、常設展示のほか、様々な企画展示や関連のイベントも実施しました(後段でご紹介)。
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| | 段ボールの展示 |