一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2019.06.25 更新日 | 2019.06.27
バイオプラスチック
バイオプラスチック 【英】Bio-Plastics
解説
生分解性のプラスチックのことで、植物由来(サトウキビ、米、小麦、サツマイモ、とうもろこしなど)の原料を利用しているものをいう。このため廃棄後は土中のバクテリアによって水と炭酸ガスに分解される。
その特徴としては以下のことが考えられる。(1)分解で生じる水と炭酸ガスは植物の生育に寄与する資源循環型の原料となる。(2)堆肥化(コンポスト)が可能である。(3)燃やしても有毒ガスが発生しない。燃焼温度も低く焼却炉を痛めない。(4)環境ホルモンとなることがない。(5)燃焼時の二酸化炭素発生は紙や木と同じで温暖化対策に資する。(6)農業振興になり計画生産が可能である。
バイオプラスチックは誕生してまだ日が浅く、機能、性能や価格面でこれからの研究開発に期待されるところが多い。(2019年5月作成)
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関連Webサイト
- プラスチック資源循環戦略小委員会(中央環境審議会):https://www.env.go.jp/council/03recycle/yoshi03-12.html
- 日本バイオプラスチック協会:http://www.jbpaweb.net/