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ベッコウトンボ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.15

ベッコウトンボ

ベッコウトンボ  

解説

トンボ目トンボ科。成虫の羽を広げた大きさは7cm程度。羽化直後の未成熟の個体は褐色で、成熟すると黒色になる。羽に黒い紋がある。

日本、中国、朝鮮半島に分布。国内では本州、四国、九州と壱岐、対馬に分布する。平地や丘陵地のヨシやマコモなどの生えた泥深い大きな池沼などに生息し、成虫は4月中旬から6月下旬頃に出現する。

かつては宮城県伊豆沼を北限として多くの生息地があったが、近年、急速に発生地が減少。2001年時点の生息地は静岡、兵庫、山口、福岡、大分、長崎、熊本、鹿児島の8県だけになっている。種の保存法(1992)では、1994年に国内希少野生動植物種に指定され、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧I類(CR+EN)とされている。

鹿児島県祁答院町・藺牟田池の生息地は、「種の保存法」に基く「生息地等保護区」に指定されている(1996年、153ha)。

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