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ヤエヤマヒルギ 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

ヤエヤマヒルギ

ヤエヤマヒルギ   【英】Rhizophora Stylosa  

解説

マングローブの一種。本種が属するRhizophora属は、幹や下方の枝からタコの足のような支柱根を出し、いわゆるマングローブ独特の樹形を示す。日本では沖縄島以南に分布する。

葉は対生し、革質で光沢があり、長さ10-20cmの長楕円形である。花は黄白色で8-9月に咲く。胎生種子は胚軸の長さが20-40cmになる。流れのある河口部の河岸では最も河沿いに生育し、海浜の泥湿地では海側に生育するマヤプシギなど(Sonneratia属)の後方で生育することが多い。

本種をR. mucronataとする図鑑が多いが、近年、花柱の長さから東南アジアの熱帯に分布するR. stylosaであるとする説が定着している。日本では樹高10m程度にしか成長しないが、熱帯では樹高30-40mものがみられる。しかし、熱帯地域のこのような大型のマングローブは、エビの養殖池開発や伐採等により激減した。

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