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廃プラスチック類 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

廃プラスチック類

ハイプラスチックルイ   【英】Waste Plastics  

解説

使用後廃棄された各種のプラスチック製品とその製造過程で発生したくずなど、廃タイヤを含むプラスチックを主成分とする廃棄物

プラスチックは、熱・圧力を加えることによって成形加工ができる高分子物質の総称。比重が小さく、加工性・熱絶縁性がよく、大気中で安定している。

2003年の廃プラスチック排出量は、約1,000万トン。産廃一廃との比率は、ほぼ半々であったが、そのうち、有効利用されたのは58%、単純焼却15%、埋立27%と推定されている。

焼却した場合の発熱量が高い。ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンを含むプラスチックの場合、塩化水素ガスを発生するため、炉壁の損傷やダイオキシン生成の危険が大きい。ほとんどの自治体では、不燃または焼却不適ごみに分類して埋め立てるが、嵩ばるために埋立効率が悪く処分場の逼迫に拍車をかけている。また、埋め立てても自然には分解されず半永久的に残るため、地盤が安定せず跡地利用が妨げられるほか、廃塗料や廃インクなどからは安定剤や重金属が溶出して土壌や地下水を汚染する懸念もある。

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