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三元触媒 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.15

三元触媒

サンゲンショクバイ   【英】Three Way Catalyst  

解説

自動車排ガス中の炭化水素(HC)と一酸化炭素(CO)と窒素酸化物(NOx)の3物質を酸化・還元反応によって同時に除去するための触媒である。ガソリンエンジン車の排ガスを処理するために開発されたもので、今日ほとんどのガソリン自動車に装備されている。

触媒の活性金属は、白金、パラジウム、ロジウムなどを主成分としている。この方式では空燃比(空気と燃料の質量比)が14.7の近傍で効率よくHC、CO、NOを除去するが、空燃比がこれより低くなると急激にCO、HCの除去率が落ちる。このように、ごく狭い範囲の空燃比でしか機能しないため、この技術が実用化され主流を占めるに至った背景には、触媒技術の進歩のほか、酸素センサーと電子制御燃料噴射装置の開発によるところが大きいとも言われている。

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