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白保サンゴ礁 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2009.10.14

白保サンゴ礁

シラホサンゴショウ   【英】Shiraho Coral Reef  

解説

沖縄県石垣島の白保集落の前面海域に広がるサンゴ礁。この海域にはリーフが発達し、リーフ内の礁池にはアオサンゴをはじめとするサンゴ群集や海草の群落が多く存在するなど日本有数の浅海域生態系を有している。

1979年、沖縄県がこの白保のサンゴ礁海域を埋め立てて新石垣空港を建設する計画を公表したが、この計画が白保の豊かな海域環境を破壊するとして、地元住民を中心とした反対運動が起きた。運動は、白保海域のサンゴ群集の貴重性が明らかになるとともに、全国的、国際的となり、白保サンゴ礁の保護が注目されるようになった。

その後、沖縄県は空港の建設予定地を陸上に変更したため、白保のサンゴ礁海域は当面開発から守られることになったが、現在までのところ保護海域としての指定等はなく、今後に課題を残している。

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