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新・生物多様性国家戦略 環境用語

作成日 | 2003.09.10  更新日 | 2014.02.25

新・生物多様性国家戦略

シンセイブツタヨウセイコッカセンリャク   【英】National Strategy for the Conservation and Sustainable Use of Biological Diversity (2002 Version)  

解説

日本の生物多様性の保全と持続的利用に関する基本方針。1995年に策定された「生物多様性国家戦略」の、2002年改定版。なお、2007年11月に「第3次生物多様性国家戦略」として改定されている。

 1995年に「地球環境保全に関する関係閣僚会議」で決定された生物多様性国家戦略は、生物多様性条約発効から2年足らずで策定されたもので、生物多様性の保全、持続可能な利用を促す上で一定の役割を果たした。新・生物多様性国家戦略への改定にあたっては、目標達成へのプロセスを明確にするため、社会経済的な視点、セクター間の協調を考慮し、「自然と共生する社会」へ向けたトータルプランと位置づけ、より包括的な戦略が策定された。また、アジア各国をも視野に入れ、海域をも対象に含めた自然環境に関する施策全体を述べたものとなっている。

新・生物多様性国家戦略では、大きな柱として、(1)新たな脅威に対する「保全の強化」、(2)すでに失われた自然を取り戻す「自然再生」、(3)社会的なアプローチの積極的推進による「持続可能な利用」の奨励の3点があげられている。(2014.01.21改訂)

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