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冬期湛水水田 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

冬期湛水水田

トウキタンスイスイデン  

解説

冬期も水を張っている水田のこと。

多くの水田では、稲刈りに備えた落水後、翌春の代掻きのまでの冬期間は乾田状態となるが、冬期も水を張ることにより、湿地に依存する多様な生物の生息地となると考えられている。不耕起栽培との組み合わせによる除草効果などが実証されつつあり、農業生産と生態系保全の両立を図る試みとして注目されている。

特に、冬に日本へ渡ってくる水鳥の生息環境として重要な役割があるとされ、越冬場所が集中しているナベヅルやマナヅルの個体群の分散、ガン類の越冬場所の拡大などに向けて、この方法を取り入れた水田管理が試みられている。

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